山行記:九鬼山(山梨県) 2010年2月21日(日)
ルート:
田野倉駅→池の山コース→天狗岩→九鬼山→札金峠→田野倉駅
水色が2008年3月9日に通ったコースの実際のトラックデータ(田野倉駅→札金峠→九鬼山→杉山新道→禾生駅)。
濃い緑が今回のトラックデータ。天狗岩のあたりで電池切れになったと思っていたのだが、山頂までは持ったようだ。
日程
0510 | 自宅発 |
0524 | 本蓮沼 |
0540 | 水道橋着 |
0547 | 水道橋・総武線・各停・高尾行き |
0638 | 立川着 |
0653 | 立川・中央線・普通・甲府行き |
0739 | 大月着 |
0751 | 大月・富士急行・普通・河口湖行き |
0756 | 田野倉着 |
0800 | 田野倉駅発 |
0819 | 札金峠・池の山分岐 |
0848 | 禾生分岐(池の山・愛宕神社分岐) |
0854 | 「これより急坂」 |
0911 | 天狗岩 |
0928 | 九鬼山山頂 |
0940 | 富士見平で食事 |
1005 | 富士見平から下山 |
1027 | 紺屋休場 |
1034 | 猿橋駅・田野倉駅分岐 |
1053 | 札金峠・池の山分岐 |
1114 | 田野倉駅 |
行動記録
08:55田野倉駅到着。駅名がかろうじて読めるほどの霜。
先週末の高川山の時もそうだったが、前回とおった道の記憶がほとんど残っていなかった。しかも道標もあまりなく、山道まで多少遠回りしてしまった。
快晴で空気も澄んでいるので富士山がくっきり。
池の山コース
前回は札金峠(さつかね)コースを通ったので、今回は池の山コースを行く。小川を渡るのだが、踏み跡もほとんどなく、目印もないので、本当にわたっていいものなのか一瞬躊躇したが、渡ってみると右手に道らしきものが見えるのでそこを登りきるとはっきりとした道が見えてくる。ところどころ結構登りがきつい。
GPSのトラックデータと予定コースのデータとでこのあたりは異なっている。垂直方向のデータも地面から極端に離れたりしていないので、今回のトラックデータの精度は高いのではないかと思う。そうだとすれば、地図のコースが正しくないということになる。
富士山がすそ野のほうまでくっきり見えた。礼金峠コースだと、百蔵山や扇山の方面は見えるのだが、富士山は九鬼山の向こうに位置しているので見ることができない。
この写真は池の山の手前で取ったもの。これよりさらに手前、今回のトラックデータが地図のコースと合流するあたりでも富士の裾野まで見ることができる。
空気が澄んでいる朝一番に富士山を見られるので、登りは池の山コースが最適だと思う。
愛宕神社コースとの分岐(禾生分岐)
前回は愛宕神社コースを下山するつもりだったのだが、分岐を見逃してしまい、杉山新道を下りてしまった。
急坂、要注意
注意書きが必要なほど急なのか? これまでのところも結構急な所があったけれど、それ以上に急なのか?
ほどなくしてこの道標。新登山道には踏み跡があるが急坂登山道には踏み跡どころか道らしい跡もない。でも、急坂のほうが直登のようだから早く着くに違いないと思い、直進する。右手に道らしきものとピンク色のテープが見える。さらにその先にもピンク色のテープ。そちらへと進む。ガーミンのGPSがピーピーと鳴る。こんな時に限って。電池切れだ。朝入れ替えようと思っていたバッテリーを入れ替え忘れていた。
ちょっと進んでみたが、急坂というには余りにも緩やかだし、GPSもないので、踏み跡のある新道を進むことにして、元に戻った。
新道をしばらく登っていくと、右手に直登路らしきものが見えてくる。踏み跡はなかったが、木々が街路樹のように並んでいて、まさにここを歩いてくれといったような感じになっている。
霜柱でかたくなっているが、地面は凍結していないので、アイゼンを装着することなくストックだけ使って登って行った。
天狗岩
かなりの坂を登った後、眺めよしといわれても、遠回りするよりさっさと山頂に着きたい。
よく見ると小さく、ここから3分と書いてあったので、3分なら折角来たんだから行っちゃえと天狗岩に向かった。
手前に見えている岩が天狗岩と思われる。この先に立つのは高所恐怖症の僕としてはちょっと怖かったのでその手前から写真。富士山の裾野がすでにがすってきている。わざわざ寄り道するほどの眺めかなぁ。
戻らずに、先に進もうとしたがどうも道らしいものがないし、目印らしいテープもないので来た道を戻る。GPSが生きていたらそのまま突き進んでいただろう。
ここまで来ると結構しっかり雪が残っている。
落合橋分岐(富士見平)
白い四角い板が右下に見えるが、ここに愛宕神社コースと書いてある(あった)ようだ。これじゃあ見逃しても仕方がない。
ここはもう富士見平なのだが、とりあえず先ずは山頂に行って、写真を撮ってから富士見平に戻ってご飯にすることにする。
立入禁止
この先、「立入禁止 入らないでください」というテープがべたべたと…。山頂に行くのが禁止なのか、脇にそれないでくださいということなのか不明。
九鬼山山頂
山頂からは北の方が開けているので百蔵山や扇山などが望めるが、南の展望は遮られてているので富士山はここからは見えない。
富士見平
富士見平に戻って食事にする。9時半でもうすでに富士山は雲に隠れてしまっている。
今回、現場での初使用となるエバニューのチタンアルコールストーブ。風は微風程度。400mlの水が約5分で沸騰。優秀。
実際に使って思ったのは、アルコールストーブは暖を取るのにも便利だということ。ガスストーブでは火力が強くて手を上にかざすことはできないが、アルコールストーブでは手をストーブの上にかざすことができる。
ミルクティならぬカフェラテ。
下山
1303田野倉発の電車に乗るためにそそくさと出発。前回はここを登ってきたのだが、山頂から紺屋休場までが結構緊張する。凍結していなかったのでよかったが、地面が凍結していたらアイゼンなしだと無理だと思う。実際6本爪のアイゼンの足跡がしっかり残っていた。ぼくは軽アイゼンは持っていたが、ストックだけで下山した。
ここにも「立入禁止」
紺屋休場
猿橋駅へ向かうコース。御前山経由で猿橋駅まで、山と高原地図によれば2時間20分ほどのようだ。
倒木
比較的最近のもののよう。山道にしっかり横たわっている。
この間をくぐり抜けるしかない。春先まではこのまま放置されるんだろうな。
道標が地面に置いてあるのも懐かしい。
ここから先は車道の道を下っていく。
思いの外早く着いてしまった。富士見平から50分ほど。ストックの威力。
電車は1133だというので30分ほど時間があるので駅の前のテーブルでのんびりしていたら、地元のおじいさんが話しかけてきたので、しばらく話し込んだ。1129には改札をとおる程なく電車が到着。天気もよく、気持ちのいい山行だった。
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コメント
懐かしいねぇ!! GPSデータで見ると結構急に見えるけれど、そうだった
っけ? 「野球場」でまめが異常に受けまくってたのを思い出した。
立入禁止は確かに意味を疑う・・。
投稿: Yukiichigo | 2010年2月24日 (水) 20時17分
紺屋休場から山頂までのトラバースのところはホントに怖かったよね。反対側から管轄の人だったかが見回りに来て、危険だから注意していってくださいねっていったのとか、山頂に登ったら、反対側から登ってきた人に、札金峠方面の道はどうですか?って尋ねられて、凍結していて結構怖いですっていったら引き返していったりとか、いろいろ思い出すよね。
山道に倒木があったりとかしたから、まったく意味もなくあんなにべたべた貼り付けたりしているわけではないんだと思うよ。
投稿: 雪山でミルクティ | 2010年2月24日 (水) 21時37分