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2008年8月22日 (金)

山行記:仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 2008年8月7-10日 (8・終)

4日目最終日。お風呂に入って帰宅するだけなので、のんびりと6時半に起床。

名残惜しみつつ周囲を散歩する。

ジャンボカップ麺2つとゼリー。1つは昔ながらの発泡スチロールタイプの容器だったため、割れて中身が出ていた。無事なもう一方を先に食べ、破損した容器の中身をそちらに移してからお湯を注いで食べた。1人前のアルファ米も残っていたが、十分満腹。

昨夜の雨と夜露でテントが濡れていたので、乾かしつつゆっくりと撤収。

ここがテントのあった場所だよ!

帰りは北沢峠10:00発の南アルプス市営バスに乗り、10:50仙流荘着、そこでゆっくりと温泉につかり、15:58の南アルプス号で乗り換えなしに新宿まで。

日曜日、同じ計画の人もいるだろうと、早めに行ってみると、やはり結構な数の人がすでにバスを待っている。実際、人数も集まりバスも準備できたということで、定刻の10:00を待たずに、09:43にバスは北沢峠をあとにする。25人乗りのバスに25人。人がいる分だけ増便しているらしいので、立ってまで乗り込む必要がない。

天気もよく、窓からの景色がすばらしい。

どれも車中からの窓越しにもかかわらず写り込みもなくきれいだ。偏光フィルターを使ったわけでもないのに。やはり腕…ではなくたまたま光の角度がよかったのだろう。

景色に見入っているうちに仙流荘に到着。中央のバス待合所の向こうに見えている赤い屋根の建物が仙流荘。中には売店もある。畳の大広間があるのでお風呂につかったあとゆっくり休むことができる。立ち寄る登山者が多い故だろう、温泉入口(仙流荘入口のさらに左側)の左側には、ザックなどを置いておく場所が用意されている。

バスを降りて、バス停すぐの案内所で南アルプス号のバス停の場所を聞くと、上の写真にあるバス停を教えてくれた。ここに歩いてくると、男性が駆け寄ってきて、ここで15:58発の南アルプス号を待つのも良いですが、ずいぶん時間があるから、高遠さくら温泉に行けば、温泉に入って12:30発の南アルプス号に乗れますよという。11:08発の長谷循環バスにのってさくら温泉に向かうことにした。

この男性、バスの運転手さんらしい。ぼくたちが案内所で南アルプス号のことを尋ねたのを聞いていて、わざわざ追いかけてきて、教えてくれたようだ。しかもA3サイズの立派なアート紙のようなかみに印刷された時刻表までコピーしてくれた。信じられないぐらい親切だ。

アドバイスに従うことにして、南アルプス号予約センター(0265-73-0489)に電話をかけ、高遠さくらホテルから2名予約を入れて、循環バスを待つ。

循環バスから見る風景も新鮮だった。ゆったりと暮らすのには良い場所だと思った。25分ほどでホテルの最寄りバス停西勝間につく。高遠さくらホテルはそこから歩いて5分ほど。

名前の通り、さくらの時期にはたいそう混雑するらしい。

カウンターでザックを預かってもらい、急いでお風呂へ。南アルプス号4号の出発が12:30なので50分程度しかない。南アルプス号のバス停はホテルの前なのが助かる。

温泉は広い。本物の温泉水で、ちょっとぬめりのあるような水だ。露天もある。風呂に入っている人は誰もいない。仙流荘であればかなり混雑していたことだろう。意外に穴場ということだろう。

ぜひとも一泊してみたいと思ったほど良いところだ。

ゆっくりしたいのであれば、仙流荘についた時点で南アルプス6号(仙流荘15:58に出発)に予約を入れて、それから高遠さくらホテルに向かって温泉でゆっくりすれば、6号がホテル前を出発するのは16:14なので、4時間半ほど時間があることになる。

予約を入れておくことが大事だろう。6号は最終便であり、伊那里発なので、予約を入れておかなければ、高遠さくらホテルに着いたときには席がなくなっている恐れもある。4号は高遠さくらホテル発なので予約がなくても座れるだろうが、6号は念のために予約を入れておくことが望ましいだろう。

350mlのサッポロビールを買い(300円。思わず安い!と思ってしまった。山での500円になれてしまったせいだ。恐ろしいことだ)、のどを潤してちょっとゆっくりしてから、ザックをカウンターで受け取りバス停へ。

バスは半分も埋まらなかった。登山者風の人は高遠さくらホテルでバスを待っていた2人の女性のみ。自分の隣の席にザックを置いておくこともできたほど。

14:20に双葉サービスエリアで15分ほど休憩を挟み、渋滞で40分ほど予定より遅れて17:00に新宿南口バス停に到着。

4日間にわたる仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳縦走(縦走というより、8字走というほうが正確かもしれない。駒仙小屋を起点にしてそれぞれの山に周遊コースをとったので、8の字のようなコースになったのだから)。はじめてのテント泊、はじめての雨と雷。経験も積めたし、けがをすることもなかったし、なによりだった。

今回学習したことは:

1.        準備は前日までに完了する。当日詰めようとは思わないこと。(おにぎりなんかはその朝握って詰めたりするわけだが)

2.        予備の食料を持つ。ちゃんとした食料(行動食や非常食以外)をもっていると、予定変更して山行を延長するという選択肢も出てくる。

3.        アルファ米はいける。おいしいし、調理しやすいし、軽量。水場のあるところでは重宝する。

4.        テントの撤収には30分ぐらいはかかりそう(とくに雨でテントが濡れていたりする場合)。

5.        マットが薄いとよく眠れない。

今回初めてサブザックで山登りしたのだが、そうして思ったのは、5、6時間程度の日帰り山歩きに、今使っているような35Lのチャチャパックが本当に必要なのか?ということ。もちろん季節や標高などで変わってくるだろうが、荷物を軽くしてもっとさくさくと動けるようにすると楽しさも変わってくるのではないか。もっと写真を撮る余裕も出てくるだろうし、GPSのデータを細かく記録したりすることもできるだろうし、山座同定する余裕も出てくるだろう。

(終わり)

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コメント

こんにちわ

>はじめてのテント泊、はじめての雨と雷。・・けがをすることもなかったし、なによりだった。

事故がなかった事が一番。 
とても良いアルペンデビューでしたね^^

お互い「夏のテン場は眠れない」を想定して行きましょうね^^


投稿: やりがたけお | 2008年8月22日 (金) 16時21分

やっちゃんさん

いつも恵まれすぎているぐらい恵まれていているのですが、今回のアルペンデビューも危なくならない程度にいろいろと体験できていろいろと勉強になりました。

冬のテン場はぼくの場合とりあえずないと思うので、秋の静かなテン場を楽しみにしたいと思いますhappy01

投稿: 雪山でミルクティ | 2008年8月22日 (金) 19時25分

最近山に慣れたと感じる人ほど リュックは小さいですよ 奥多摩辺りでは20リットル 22リットルとかの人も結構居ます。私も三脚とか持たない時には20リットルリュック背負ってます。普段は三脚が有る関係で30リットルですが

投稿: いっき | 2008年8月23日 (土) 07時01分

いっきさん
ありがとうございます。
はじめてまだ1年ですので、試行錯誤しながら学習しています。
小さなザックの人を見て、中身はどうなっているんだろうと思います。
雨具、ザックカバー、水2~3L、昼食(コンロ使用)だけでも、とてもあんな小さなザックには入りそうもないという人たちをたくさん見ているので。
もっとも、人それぞれで、お昼はおにぎりだけで、わざわざコンロを持ち歩かない人も多いでしょうしね。
甲斐駒ヶ岳に登っているときも、半袖半ズボン、1Lのペットボトルをウェストポーチに差し込んだだけの人もいました。前回の日記に書いたとおり、かなりの雷雨になった日です。あの人はあの格好でいったいどうしたんだろう…。

投稿: 雪山でミルクティ | 2008年8月23日 (土) 08時24分

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