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2008年8月20日 (水)

山行記:仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 2008年8月7-10日 (7)

できるだけ荷物の軽量化を図りたかったことと、2泊の予定を3泊に延長したために食料のやりくりをしなければならなかったことから、2人分の昼食はロングライフの天然酵母パン5つとゼリー1つだけ。昼食時間を含め40分ほどゆっくりする。

甲斐駒ヶ岳は山沿いの上昇気流に乗ってガスがあがってくるため、いつもガスがかかったような状態。時折ガスが途切れ、遙か遠くの景色を楽しむこともできる。

下山は巻き道を通る。下りはじめは、富士山の砂走りのようにどんどん下りていくことができる。しかも、富士山の砂のようにヤスリになっていないため、登山靴の金具が地金の色になることもない。

時折、大きな岩を下る。

ちょうど足の幅しかないようなキレット状の道を通り抜ける。

六方石の少し手前。

振り返って甲斐駒ヶ岳。

アップで見ると、かすかに矢印と「直登」という文字が見える。

今回はこの道標↓

のところからすぐにまっすぐ登ってしまったのだが、実際の直登路は、この道標に従って右の道(巻き道)を行くと、しばらくして、赤いペンキで矢印と直登という文字が出てくるので、そこから直登をするべきだったようだ。

駒津峰へと往路を戻る。こんなに急坂を下りたんだっけ? つい3時間前に通った道なのに忘れてしまっている。同じ道でも往路と復路では印象が違う場合もあるというのも1つあるのだろうか。だとしたら、ピストンするというのも必ずしもつまらないわけではないのかもしれない。いつもコースの予定を立てるとき、ピストンではつまらないのではないかと思って、往路と復路を変えるようにしているのだが必ずしもそうでなければならないわけでもないのかもしれない。

駒津峰から行列になって下りてくるのが見える。この先でこの方たち、20名からなる某ツアーの参加者であることがわかる。ツアーなので、参加者の経験も技術もさまざまのようで、なんなく下りてくる方もいれば、かなり苦労する方もいる。で、この20名の方々が全員岩場を下りてくるまでひたすら待つことになる。

ガスが濃くなってきてちょっといやな感じ。駒津峰につくと大勢の人。ご飯を食べている人もいる。しばし休息。

ところで、本当のところ、駒津峰はどこにあるのか?

双児山からのルートと仙水峠からのルートとの交点が駒津峰だ、と当然のように思っていた。

が、その交点「駒津峰」の右上を見てみると

往路の際に記念撮影した写真もこの交点だったし、GPSのデータもそう示している。

「駒津峰 標高2750M」とちゃんと書いてある。

カシミールのデータの間違いか? 誤ってぼくがデータを動かしてしまったのか?

こんなときには国土地理院の地図で確認するに限る。

カシミールは正しかった。しかもこの駒津峰の標高は2752m。

ということは、交点「駒津峰」まで登ってお昼を食べて下山した人は(そんな人がいればのはなしだが)、正式にはその人は駒津峰に登っていないことになる。ちょうど富士山火口まで行っても剣ヶ峰に登らなかった人が、正式には富士山山頂に登ったことにならないのと同じように(って、大げさか)。

まあそんなことはともかく、引き続き下山。

標高差にして200mほど下って、また100mほど登ると双児山。

26436m! 2643.6mでしょう、おそらく。ちなみに国土地理院の地図によれば2649m。

疲れもあって、休みを取る回数が増えてくると、雷が鳴り出した。程なくして雨も降り始める。早めにレインギアの上だけ着る。ザックが小さいのでザックの上から着た。部長はいつものザックなのでザックカバーを使用。

すごい勢いで下りてくる人に何度か抜かされた。

初めての雨体験ということもあって、ちょっと楽しかったりする。他の製品を使ったことがないので比較しようもないが、まあカッパなのだからまったく蒸れないということはあり得ないだろう。それなりに悪くないと思う。

小降りということもあって、部長はさっさと雨具を脱いでしまう。

が、しばらくすると雷がどんどん近づいてきて、雨も激しくなり、部長、またカッパを着込む。

初の雷体験もしてしまった。同じ初体験でも、雨のほうは楽しむ余裕があったが、雷はさすがにそんな余裕もなく

12:30ぐらいに雷が鳴り始め、それから1時間半ほど雨の中を歩きテントに無事生還。

5分もすると雨も上がり、日が差し始める。山の神様が雨体験と雷体験のプレゼントをしてくれたのだろう。

(青が実際のトラック)

それにしてもこのデータの乱れはどうだろう。雷の影響だろうか? eTrex Vista HCxの操作マニュアルには「位置精度は、天気に左右されません」(p.4)とあるが、この「天気」の中に雷も含まれるのだろうか。GPSを使った雷の位置特定という方法もあるようなので、雷によってGPSが使えなくなるということはなさそうにも思える。であれば、このデータの乱れの原因は何だろう。

晴れたので少し散歩したあと、アルファ米のチーズリゾットとトマトリゾット、カップ麺2つ、ゼリーで夕食。この日も20時前には就寝。

甲斐駒ヶ岳の予定ルート(赤)と実際のトラック(青)

標高差

8km以降は大幅にデータが乱れていることがこれからもわかる。

(つづく)

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