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2008年8月18日 (月)

山行記:仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 2008年8月7-10日 (6)

2007年11月のことだった。バスの日帰りツアーで大菩薩嶺に登った。

参加者の一人が何度もカイコマ、カイコマと連発していた。どうやら山のことらしい。ダムにせき止められた大菩薩嶺湖の向こうに、雲の中に浮かぶように見えている富士山を除いて、同定できる山もないような素人には、どれがカイコマなのか見当もつかない。その9週間前に高尾山に登ってまだ3座目なのだからむりもない。

年が明け、月に2、3座のペースで山歩きするようになって、山頂でまたカイコマを耳にすることになる。

大菩薩嶺から9カ月後、ついに通称カイコマ―甲斐駒ヶ岳―に登ることになる。

駒ヶ岳と呼ばれる山は日本に何座あるのだろう。デジタル大辞林は8座、Wikipediaは10座挙げている。その駒ヶ岳の中でも一番標高の高いのが甲斐駒ヶ岳、次が木曽駒ヶ岳。それぞれ、東駒、西駒とも称される。

さて前日、山小屋の布団でも夜中過ぎに腰が痛くて目が覚めてしまったが、2cmのマットでもやはり同じように腰が痛くて夜中過ぎに目が覚めてしまった。やはり多少重くても、厚手のマットのほうが望ましいのかもしれない。

結局それ以降眠れなかったおかげで、星空を眺めることができた。

シャッタースピードが15,30,60秒にしか設定できないコンパクトデジタルカメラと高さ1mにも満たない三脚しかもっていなかったのが残念だ。FZ18を持っていったらもう少し違う絵が作れたかもしれないのに。

当初の予定では、12:30ぐらいまでに北沢峠に下山して、それからテントを撤収し、北沢峠13:00発のバスに乗って仙流荘でさっと温泉に入って南アルプス号で新宿にというものだったが、慌ただしいことに加え、12:30までに下山できるとしても、30分でテントを撤収してバス停まで歩けるのかきわめて怪しい、そして何より、もう1泊テントで泊まってみるのも悪くないという気がしていた。持参食料をチェックした結果、予備の食料があるので、今晩の夕食と明日の朝食は何とかなりそうなので、もう1泊することにした。

が、ガスがかかる前に山頂に登りたいとの思いからできるだけ急いで出発するために、アルファ米(五目ご飯)と味噌汁、コーヒー、クッキーだけで簡単に済ませる。

それでもテントをあとにしたのが5時。4時40分ぐらいには明るくなり、ヘッドランプも不要。

仙水小屋前を30分後に通過。小屋への入口にはロープが張ってある。宿泊者しか入れないようするためだろうか。水場はその前にある。自由に水を補給できる。仙丈ヶ岳と異なり、甲斐駒ヶ岳の場合、水場はここしかない。小屋の裏にある幕営場には2張りのテント。

仙丈ヶ岳と異なるといえば、甲斐駒ヶ岳は岩山だという点も大きく異なる点。

仙丈小屋から250m、標高にして50mほど登ると

こんなところに出る。道標らしい道標がない。正直、前を歩いている人がいたので、GPSで確認しつつその人のあとをついていったのだが、誰もいないと結構不安になるかもしれない。

ケルンをたどればそれほど大きく外れることはないのだが、

それでも、実際のトラック(青)は2183mのポイントから予定路(赤)を大きく左にそれてしまった。

こうした花崗岩が多い。写真ではわかりづらいがよくみるときらきらした苺花が入っている。

右手の木にテープが巻いてあるのがわかり、右手に下っていくと、道らしい道が出てくる。ごろごろの岩の上を歩く必要はなかったわけだ。部長的には、必要がなくても歩きたかったであろうとは思うが。

40分ほどで仙水峠。

ガイドブックにはここから駒津峰のまで急坂が続くので、ここで十分に休んでおくようにとあるので15分ほど休みを取る。

1時間半ほどで駒津峰にでる。

せっかく苦労して登った駒津峠だが、ここからまた下る。

そして登る。

この辺に直登と巻き道の分岐があるはずだが…この道標では…。

部長は花から直登することに決めていたらしく、藪こぎに近い状態でここからまっすぐ登っていく。

岩を四つん這いに近い状態で登っていく。写真を撮る余裕は全然なし。

何とか順調に進んでいたが、高さ5mはあろう1枚岩が行く手を阻む。

これは登れない。ホールドするところも足をかけるところもない、まさに1枚岩。

どうしたものかと思案していると右手に

道が見える。

そちらに回り込むが、基本的に岩登りであることには変わらない。

直登開始から1時間で山頂到達。

岩の真ん中にタテに白く点々としている部分に足がかけられるようになっている。みんなが登ったことでへこんだのだろうか。それにしてもこの人、岩、好きだなぁ。

Kaikomasanchoyajirushi

(クリックすると大きくなります)

赤が予定路。青が実際のトラック。黒は山道。当初は巻き道を往復する予定だったので、直登部分に赤い線が入っていない。こうしてみると、直登路からずいぶんと右にそれたようだ。

(つづく)

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コメント

newmoon最初のゴロゴロ岩道は本当に登山道が寸断されてたんだよ。
 多分、崩れたんでしょうね。そこですぐに回り込んで下りれば良かった
 んだろうけど、登ってる側からは印が見えなかったし、逆行で先行者に
 くっついてってたから、気がつかなかったの。

 ちなみに直登と巻き道分岐からの7枚の岩稜写真は私が道を間違えていた
 部分。途中まで巻き道を通るともっと楽な直登路がある。

 すみませんねぇ、インソールを忘れた人に悪路を歩かせて。岩から産まれた
 雪イチゴ・・というより私のライケル君が岩好きなんですよ・・。赤い靴の
 様に登らずにはいられない・・。

投稿: Yukiichigo | 2008年8月18日 (月) 19時56分

岩好きはわかるけど、気をつけようね、お互い。
蹴躓いたり、バランスを崩したり、ちょっとしたミスが大けがにつながりかねないからね。
って、バランス崩したりするのはぼくのほうがありそうだけど。

投稿: 雪山でミルクティ | 2008年8月22日 (金) 19時29分

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